御猟野乃杜に鎮まります賀茂大神様の一年に一度の大祭です。
1275年余の昔より連綿と受け継がれるこの『賀茂祭』は、永く1ヶ月にも及ぶ期間の大祭です。
このお祭りは神話『古事記』の物語を「お祭り」で再現すると共に、大いなる自然への「畏敬の念」と「感謝の心」を顕す、全国的にも非常に珍しいお祭りであり、日本人の本来の心をお祭りで表現しています。
人間らしい、人間味のある神様『賀茂大神様』のお祭りを、是非、ご堪能戴き、
神様の心に触れ、感じ、皆様のこれからの「心のよりどころ」としていただければ、
きっと神様もお喜びでしょう。
当日の日程
午前9時 子ども樽御輿お祓い
地域のこども達があつまり、子供樽御輿三基と当日奉仕の子供たちが一日安全で過ごせるようお祓いをします。
このあと、各地域に樽御輿を担いで返り、午後1時にみんなで、神社へ集まります。
午前11時頃 馬到着
例祭に奉仕する馬たち七頭が到着します。
午後1時 例祭「賀茂祭」斎行
一年に一度の賀茂神社の大祭「賀茂祭」の斎行です。
神職12名・巫女・楽人7名・総代3名・神役奉仕8名・馬出番7名・稚児・参列数十名の奉仕で祭典を斎行します。
午後2時 渡御「神幸の儀」
賀茂大神様が大榊にお遷りになり、総勢約200名の行列をくんでお渡りをします。
原始神道の名残を残すお祭りと行列で、神様の宝物等を含め多くの馬と、かわいいお稚児さん、町内の役員さんや市長さ、各種団体長なども行列に参加されます。
午後2時30分 御旅所祭
大榊にお遷りになった賀茂大神様が森の奥にある御旅所へ到着され、祭典がしめやかに斉行されます。
午後3時 足伏走馬行事
祭典終了後、全国で二つしか残されていない、古式の正式な形を残す競馬行事「足伏走馬」を7頭の馬で斉行します。
全国でも珍しい直線約400メートル、幅10メートル強の木々のトンネルで囲まれた馬場にて行われる行事で、どこでも見ることのできない、勇壮で迫力のある競馬です。
是非ご覧下さい。一見の価値はあります。
午後4時30分 渡御「還幸の儀」
大榊にお遷りの賀茂神様が本殿へお還りになります。
馬とふれあう集い
通常、馬は乗馬クラブか競馬場にしかおらず、現在の方々馬とふれあう機会がありません。そこで賀茂神社では(時間の都合上若干名乗馬できます)若干の時間を使って、一人でも多くの方が、馬とふれあい、心を和やかに戴くだけでなく、動物愛護の心を抱いてもらうためにも、日本最古で全国随一の馬とゆかりある賀茂神社の馬場で乗馬体験をして頂ければと、当日奉仕の大野牧場様のご協力にて乗馬体験を開催していただいています。その若干の期間、馬場を開放いたします。
午後5時 還御「本殿祭」
大榊にお遷りの神様が本殿にもどられ、お還りになる祭典。